【ハワイ島ヒロ 現地レポート②】ブログを更新しました!
2020年11月10日
ALOHA!
本日は、「ハワイ大学ヒロ校」の留学生課スタッフから、ハワイ島の現地レポートが届きましたのでご紹介します!
アメリカの大学の柔軟なシステムについて、現役のハワイ大学の学生ならではの視点と経験でご紹介いただきました。ぜひご覧ください!
【ハワイ島 現地レポート②】
Aloha! ハワイ大学ヒロ校の留学センターで働く、学生スタッフのMireiです。
大学で、コミュニケーション学と言語学を専攻しているのですが、「専攻が2つ?」と疑問に思われることがよくあります…
そこで今回は、日本の大学とはちょっと異なる、アメリカの大学のシステムについて見てみましょう!私自身の経験も織り交ぜながら、紹介しますね。
メジャー(Major) とは?
英語では専攻のことを、「メジャー(Major)」と言います。
日本の大学では、学部を選んで受験し、その学部に入学しますが、アメリカの大学では入学時にこのメジャーが決まっていなくても問題ありません。
高校生のうちは、将来何をしたいのか、自分の才能がどこにあるのかわからない…という人もいると思います。アメリカはそんな学生にはうってつけで、大学に入って授業を取ってみてから、自分に合ったメジャーを選ぶことができます。
また、一度決めたメジャーを変更することもできます。入学してメジャーの授業を取ったら、思っていた内容ではなかったり、一般教養で他のメジャーの授業を取って、その分野に興味が湧いたりするのはよくあることです。そんな時は、簡単な手続きでメジャーを変更することが可能です。
私自身、メジャーを変えたことはありませんが、周りには変更している学生がたくさんいます。特に1年次には、「メジャー変えることにした!」「また?!入学してから5回目じゃん!」なんていう会話を耳にすることも(笑)
3年、4年次でメジャーが決まっていなかったり、メジャーを変更したりすると、4年以内の卒業が難しくなってしまうので、注意してくださいね。
大学には必修科目や単位数の確認をしてくれるアカデミックアドバイザーがいるので相談に行きましょう。
ダブルメジャー(Double Major)とは?
アメリカの大学では、異なる二つの分野を専攻することができます。これを「ダブルメジャー(Double Major)」といいます。
私は入学当初、コミュニケーション学だけを専攻していたのですが、授業で読んだ論文がきっかけで、言語学に興味をもつようになりました。その次の学期、言語学基礎の授業を試しに取ってみて、もっと学びたい!と思うようになりました。
ダブルメジャーを考え始めたとき、まず両方のメジャーの必修科目を確認しました。
2つの専攻が全く異なる分野だったり、必修科目が多い専攻分野だったりすると、卒業までに履修しなければならない単位が増えてしまうことがあるからです。
4年制大学を卒業するために履修しなければならない単位数は、およそ120単位前後です。
私の場合、これまでの取得単位数はコミュニケーション学の必修の合計が33単位、言語学が30単位でした。一般教養の37単位を合わせて、合計100単位。このペースであれば卒業が遅れてしまう心配はない、とわかりました。
確認のあとは、メジャー追加の書類を書いて、Registerer’s office (科目の登録を取りしきるオフィス)に提出し、無事ダブルメジャーを登録することができました。
マイナー(Minor)とは?
興味のある専攻が複数あるけれど、ダブルメジャーに挑戦する余裕がない…という場合に目指せるのが、「マイナー(Minor)」です。
マイナーとは、メジャーよりも必修科目の少ない、「副専攻」のようなものです。
一般教養で取った授業がとても面白かったから、マイナーにしてもっと勉強する!という学生を多くみかけます。
専攻科目の理解を深めるため、関連する科目をマイナーにする人もいます。
例えばコンピューターサイエンス専攻の私の友達は、数学のマイナーを取っています。数学を学ぶことでコンピューターサイエンスの理解がさらに深まるからと教授に薦められたそうです。
ダブルメジャーの場合、二つの学位をもって卒業することになるので、卒業証書には両方のメジャーが載ります。マイナーも、学位と呼べるほど公式ではありませんが、同じ卒業証書に載ります。
ダブルメジャーを取りながらマイナーも取ったり、マイナーを2つ取って「ダブルマイナー」を目指すこともできます。メジャーとマイナーを上手く組み合わせて、自分の興味を追求することができますよ!
以上、メジャー、ダブルメジャー、マイナーについて、ご理解いただけましたでしょうか。新しい出会いに溢れた大学生活では、視野が広がって、興味のある学問が変わったり、増えたりするのは自然なことです。私自身、現在4年生で、より専門的な内容を学んでいますが、二つの分野を同時に学ぶことで、より深い学びに繋がっていると感じます。アメリカの大学のシステム、興味をもっていただけたら幸いです!
Mahalo!
Mirei
いかがでしたでしょうか。アメリカの大学は日本に比べると柔軟な教育システムを持つのが特徴です。自分の関心のある分野がまだ定まっていない方にとって、授業を受けた上で決めたり、変えたり増やしたり、興味に合わせて柔軟に決められるのはとても便利ですよね。
ハワイ島留学、ハワイ大学ヒロ校・ハワイコミュニティカレッジについてもっと詳しく知りたい方は、お気軽にHECハワイ留学支援センターまでお問い合わせください。今後もリアルタイムの情報をお届けする予定ですので、お楽しみに!
MAHALO!