ALOHA!
最近は4年制大学への直接入学や、大学院課程(修士号・博士号)へのご留学を検討されている方のお問い合わせも多くいただき、出願をご検討の方も多くいらっしゃいます。そこで!本日は大学院留学へ向けて必要な試験について簡単にまとめさせていただきます。
大学院レベルの出願になると、先日のブログでもご紹介した英語試験(TOEFLやIELTS)以外に、入学後についていけるか適性を図る試験が別に課されます。英語試験は英語が母国語でない留学生を対象にしたものですが、本日紹介する試験は英語が母国語の学生も受験のために受ける試験なので、当然英語力にハンディキャップのある留学生には難しい試験です。
まずは自分に必要な試験を知り、しっかりと対策を練って臨みましょう。
・GRE
アメリカの大学院を受ける方は、多くの場合、出願書類と一緒に このGRE(Graduate Record Examination)のスコアも提出が求められます。GREは前述の通り大学卒の英語を話すネイティブ向けに作られた試験です。GeneralテストとSubjectテストがあり、専攻する分野によってはSubjectテストの受験が必要です。
試験の構成としてはライティング(Analytical Writing)・言語能力テスト(Verbal Reasoning)・数学能力テスト(Quantitative(Math) Reasoning)の3セクションで構成されています。試験方法はパソコンでのオンライン受験で実施されています。
TOEFLなどと異なり、過去5年以内に受けたすべてのスコアが大学院に送信されます。また、試験自体が合否が出るものではないのと同時に、出願した学校側でも何点以上で合格、という規定は通常なく、あくまで他の要素と共に総合的に判断されます。
・実施時期
祝日を除く毎日実施。ただし、会場、月により異なる場合もございます。(要予約)
・試験会場(国内)
東京・大阪
・テスト受験可能回数
21日に1回、5回/年
・GMAT
GMAT(Graduate Management Admission Test)はビジネススクール(経営大学院)への入学希望者を対象に行われる適性テストです。MBAを学びに大学院留学を志す方は、出願にこの試験スコアが必要になります。オアフ島でもビジネススクールが人気なハワイパシフィック大学やハワイ大学マノア校でMBAを学ぶ場合はこの試験のスコアが必要です。試験の構成としてはVerbal(英語)、Math(数学)、AWA(ライティング)、Integrated Reasoning(総合推理)の4セクションからなり、作文・選択形式の両方の設問が出されます。
・実施時期
原則毎月(受験可能な曜日は会場によって異なります)
・試験会場(国内)
東京・大阪・名古屋・福岡
・テスト受験可能回数
12カ月中に5回まで(16日に1回)
いかがでしたでしょうか。
アメリカの大学院課程には上記GMATが必要とされるビジネススクールのように、専攻分野によって必要な試験が異なる場合もあります。例えばロースクール(法科大学院)にはLSAT、メディカルスクール(医学科大学院)にはMCATという試験が課されます。
大学院留学を目指す際、経歴やその分野には自信があるけど、英語力が足りない、という方は多くいらっしゃいます。そうした方にはTOEFLやGREやGMATに備えるために語学留学やコミュニティカレッジに行く方もいらっしゃいます。
HECハワイ留学支援センターでは様々なご提案ができますので、大学院留学が気になる方はまずはお気軽にご相談ください。
次回は4年制大学に求められる試験、SATとACTについてご紹介しますのでお楽しみに!
MAHALO!