ALOHA!
HECの個別カウンセリングでは、留学の際の「ビザ」について多くご質問をいただきます。
「ビザって何?」「ビザって絶対取れる?」など、多くの方が留学を考える上で少な4からず不安に感じると思います。
今回は留学する上で避けては通れないアメリカのビザ申請に関しまして、毎年多くの留学生のビザ申請の取得をサポートしているHECが、知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します!ビザ申請に関するこのブログは、シリーズとして3本の記事でお届けします!
第1弾としてまずは留学を思い立った皆さまに向けて、ビザやESTAの概要を見ていきましょう!
そもそもビザとは?
ビザとは渡航先の国が発行する査証です。外国へ渡航するときは各国が渡航者の目的に応じた査証を発行し、外国人の入国を制限しています。
アメリカには特に目的ごとにビザの種類が多く、移民用のビザと非移民用ビザに大別されます。
ビザの種別は「アルファベット-1」という名称で統一されており、一般的な留学で必要になるビザは「F-1」と呼ばれます。「学生ビザ」という場合は多くの場合このF-1を意味するのですが、専門学校で専門技術を学ぶための学校に通う場合は「M-1」、交換留学や技術研究、インターンシップなどで渡航するような場合は「J-1」など、「留学」の中でも種別が異なる場合があるので注意が必要です。
HECではご希望の留学スタイルにはどういったビザが必要かもご案内しているのでご安心ください。ここでは以後学生ビザと表現する場合はF-1ビザを指します。
ちなみに就学期間のみの滞在を前提としている学生ビザは、前述の区別では「非移民ビザ」に該当します。
ビザに対するよくある誤解
ビザがあれば合法的に滞在できる!と思いがちなのですが、ビザは「滞在許可証」ではなく、あくまで入国許可申請書類の一部であるのと同時に、必ずしも入国を確約するものではないという点には注意が必要です。
例えば5年間有効として発行されたビザが有効期限内だからと、無条件に5年間の合法滞在が許可されるものではなく、またビザを持っていたとしても入国審査において何らかの理由で入国が拒否される可能性もあるということです。
学生ビザを有効に保つためには様々な規定があるのと同時に、ビザは「有効な入学許可書」という書類と合わせて所持することが大切なポイントになります。これについてはまた後日のブログでご紹介します。
必ずしもビザは必要でない?ESTAとは
通常観光の際も観光を目的としたビザ、いわゆる「観光ビザ」が必要になりますが、外交上の結びつきが強い国同士ではビザ不要での渡航を例外として許可していることもあります。
例えばイギリスなど一部を除くEU圏で鉄道で自由にパスポートいらずで出入国が出来るのもシェンゲン協定という協定で結んだルールのおかげということです。
さて、アメリカの場合も通常、日本国籍の人はアメリカのビザ免除プログラム(Visa Waiver Program: VWP)に該当するため、短期で観光目的でアメリカに渡航する場合はビザは不要です。
ハワイ留学を検討しはじめた方には、短期間の滞在でも「留学」であれば「ビザが必要」というイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、実際には90日までの滞在で、かつ参加プログラムの授業時間数が週18時間未満の場合は、旅行の際と同じESTA(エスタと呼ばれるオンラインで申請を行う電子渡航認証システム)での留学が可能です。
留学がはじめて、という方には意外に思われるかもしれませんね!
ただし!ESTAでの留学には注意点があります。それは滞在期間が90日未満だとしても参加プログラムの授業が週18時間以上ある場合は学生ビザが必要という点です。
つまり学生自身で手続きをして大丈夫だったと思っても、実は申し込んだ授業時間数が長いためにビザが必要で、ESTAでは入国できないという事態は起こり得るということです。やはり留学手続きに不慣れな方は一度HECカウンセラーにご相談ください。
ESTAで留学出来る条件は以下の通りです。
★観光を主たる目的とした渡航であること
★米国での合計の滞在期間が90日間未満であること
※「プログラムの期間」ではなく「合計の滞在期間」である点に注意!
★週の授業時間数が18時間未満のパートタイムであること
ESTAについて詳しくは下記の参照リンクをご覧ください。
外務省:米国渡航者のESTA申請:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html
在日米国大使館と領事館:ESTA(エスタ)申請:
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/esta-information-ja/
学生ビザは誰が必要?
ビザがどのようなものかはなんとなくわかったけど、私のアメリカ留学には必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
ズバリ、学生ビザが必要な人は、「フルタイムで就学する人」です。
「フルタイム」で就学とは、留学先が短大(コミュニティカレッジ)や大学の場合は「1学期に12単位以上を履修すること」、大学院の場合は「1学期に9単位以上履修すること」、そして語学学校などの教育機関の場合は「週18時間以上の就学」を意味します。
学生ビザが必要かどうかはこの条件に該当するか否かで決まります。
言い換えれば、留学先の学校、あるいは参加するプログラムによって決定するということです。
このようにご案内しますと、しっかりと勉強したいという方は無条件に学生ビザを申請した方がいいとも思えますが、実はビザの申請はリスクを孕む側面もある複雑な手続きですので、ご自身が学生ビザを申請するべきかそうでないかは、慎重に見極めなければいけません。
ハワイ留学に必要な学生ビザについて-第2弾では、ビザ申請の手続きについてご紹介します。お楽しみに!
MAHALO!